↓歯科衛生士/高待遇転職サイト↓
元チーフ歯科衛生士のmayumi(@mayumi999222)です。
今は毎日小学生の子供を相手に目を白黒させていますが、以前は歯科衛生士として毎日忙しく働いていました。
そんな私が結婚を機に退職し、今は元歯科衛生士として現役歯科衛生士さんに何かアドバイスが出来ればと思い、つれづれになるままに記事を書いています。
私の歯科衛生士時代は給料も他歯科医院よりも大幅に低く、先生からのパワハラや残業代の出ない労働時間オーバーなど過酷な職場経験をしてきました。
そんな今では結婚を機にその職場からも遠のく事ができ、復職(転職)の準備中の段階です。
歯科衛生士時代はチーフまでさせていただいたことから色々な体験もさせていただきましたが、その中でも実力を買ってくれて私に対しての引き抜きの話がありました。
新規開業する研修医の先生がオープニングスタッフとして気心知れた私に誘ってきてくれたことがことの発端...
そこで今回の内容は
「歯科衛生士の引き抜き!新規開業医が私に高額オファー?」
この記事からわかることは
- 私の経験談!研修医の新規開業からの引き抜き
- 当時ではかなりの高額のオファー
- 他歯科医院から引き抜き話があった際のアドバイス
歯科衛生士になると歯科専の友人から他歯科医院への誘いがよくありますよね?
今回の内容はそういうパターンにもよく似た話だと思います。
それでは私に起こった新規開業医による引き抜きの話のはじまりです。
↓歯科衛生士/日本最大級の求人数サイト↓
-
目次
【転職】ジョブメドレーを登録!メリット・デメリットも調査してみた
↓歯科衛生士/高待遇転職サイト↓ Mayumiこんにちは! 元チーフ歯科衛生士のmayumi(@mayumi999222)です。 いつもは家庭の大蔵大臣としてドンって構えているような私ですが(笑)そろ ...
続きを見る
-
【転職】ジョブメドレーを登録!メリット・デメリットも調査してみた
↓歯科衛生士/高待遇転職サイト↓ Mayumiこんにちは! 元チーフ歯科衛生士のmayumi(@mayumi999222)です。 いつもは家庭の大蔵大臣としてドンって構えているような私ですが(笑)そろ ...
続きを見る
歯科衛生士だった私への引き抜きはこんな経緯からだった
私の働いていた歯科医院は院長の他に数人の研修医の先生と歯科衛生士と技工士とでやっている歯科医院でした。
研修医の先生はこの職場で何年か研修した後に自分で開業する先生は開業し、そのまま辞めないで残る先生はそのまま変わらず働くというシステム。
力をつけて旅立っていく先生に対して院長は嫌な顔をせず送り出してあげていました。
研修医の先生に対するパワハラもありましたが、今思えば院長も一人前になって巣立っていく先生方に
親のような気持ち
だったのではないかなと思います。
そんな中、何人かいた研修医の先生の中でただ一人だけ私に対して引き抜きの話をしてきた先生がいました。
引き抜きをしてきた先生は優しくて歯科衛生士の味方の元ラガーマン
この先生は仮にA先生としましょう。
A先生は私がチーフになってから来られた私より10歳年上の元ラガーマンの先生でした。
第一印象からすごく物腰の柔らかい先生で
一番最初の挨拶から他の先生とは違う
そして優しさの中にも
自分にすごく自信を持っている感じの先生...
A先生はすべての先生の中でも特に優しくて、一番歯科衛生士の気持ちを理解している先生だと思っていました。
どちらかというとこれまで私が見てきた先生方は歯科医師としてのプライドが高く、歯科衛生士と歯科医師との線引きがはっきりとしていて、「先生」という感じでしたね。
それに比べA先生はどちらかと言うと歯科衛生士寄りの先生で、歯科衛生士の悩みや医院に対する不満なども聞いて解決策を一緒に考えてくれる先生でした。
新人の子が義歯の印象採得が中々出来ず院長に怒鳴られている時も、自分の手が空いている時は新人の子のいるユニットに行きさりげなくサポートしたり、アドバイスしたりしてくださったり。
ただ、カルテ記入が苦手で...
先生なのにこんな事もあったりするので
先生しっかりしてください!!(笑)
と私も笑いながらよくツッコミを入れたりしていました。
優しい先生でもメリハリをつけて酔っ払いの患者さんを叱る事も
あるときこんな事件が起きました。
院長不在時、昼休み間近の時間帯に近所の酒癖の悪いおじいさんが「いいとも」のワンカップを片手にフラフラと入って来て絡んできたんです。
この患者さんは以前にも院長に絡んで院長の胸ぐらをつかんできたので交番に助けを求めたことがあったりして私の職場では要注意人物の一人でもありました。
運悪く私が受付にいたので相手をしていたのですが、段々とおじいさんの様子が豹変してきて、おじいさんから男に変わってきました。
このタイプの患者さんはこっちが恥ずかしがると調子に乗って来るので、普通の態度で話し相手になっていましたが、段々と卑猥な事を言い出して近づいてきたので後輩がA先生に助けを求めてくれました。
最初はA先生もこのおじいさんをなだめながら対応していましたが、ラチが明かないと判断したのでしょう。
先程とは全く違う先生になりました。
そして毅然とした態度でおじいさんに怒鳴りました。
そこへ座れ!!
おじいさんも最初は
「若造があ~!!∞§☆△~!!!」
と応戦していましたが先生がおじいさんの襟首をつかんで
黙って座れ!!いい加減にしろ!!
と一喝してくれました。
そうこうすると最初は威勢のいいおじいさんでしたが、A先生の本気の態度に委縮してしまって急におとなしくなり最後は土下座する始末...。
それはそうですよねぇ...
元ラガーマンのうえに背も高く体格もいい男性に本気で怒鳴られたら焦りますよね(笑)
その後おじいさんは必死に謝り、引き続き先生はガチ説教…
A先生は
あなた、いい年した大人が女性が困るようなことして恥ずかしくないんですか?
と言い、その言葉におじいさんはシュンとして
「ごめんなさい...」
とワンカップ持って帰っていきました。
いつもはA先生に
もっとしっかりしてください!!
と思う事も多くありましたが、この時は
A先生って本当に頼れる~!!
と歯科衛生士全員感激しました。
そんな頼れる先生が開業へ...そして私に引き抜きの話を
そんないい意味での二面性をみせてくれたA先生がいよいよ巣立ちの時期が近づきました。
この頃にはカルテもしっかりかけるようになっていましたよ。(笑)
A先生は新規で開業するので院長に相談のもと、この歯科医院でもう少し働きながらA先生の地元に同時進行で医院を建設することになりました。
院長も
「それでもかまわないから引き続き頑張ってくれ」
と親心のように暖かく言われていたことを思い出します。
そんなA先生は平日はこれまで通り私が勤めていた歯科医院で働き、休日には地元に帰って自分の歯科医院の出来具合を見に行く生活をしておられました。
そしてある日、院長がいない時をみてA先生が私に
「県外で開業するのでオープニングスタッフとして一緒にきてくれないか?」
と!!!!
もちろん想定していなかったことでもあったので私にはもの凄い衝撃が走りました。
↓歯科衛生士/高待遇転職サイト↓
勤めていた先生が辞めて開業する!そして歯科衛生士の私へ引き抜き話がやってきた
歯科衛生士の気持ちをくんでくれて頼りがいのあるA先生が
自分の歯科医院のオープニングスタッフとして一緒に働いてほしい...
と...A先生の本気さを感じた私はどう言葉を発していいものか考え込んでしまいました。
現在の給料を知っている先生は高額給与を提示してきた
この引き抜きオファーは突然のことだったので頭が真っ白になりましたね…
驚いたのと困惑したのとで言葉につまっていると
「私が作る職場ではmayumiさんの歯科衛生士としての給与は27万は必ず出す」
と!!!!
に、に、27万が普通なんですか!?
今の職場とここまでも違うのか…とショックをうけました。
当時は私の今もらっている月給と10万円以上も金額が違うのか…とショックを受けました。
年収が約150〜170万円台からいきなり300万円を超える...。
こんな大幅な差があるんですよね!!!
A先生の人柄と同時に金額面にも正直ものすごく引かれたのは事実でした。
しかし...今の職場とは遠距離の場所が先生の開業場所だった
でもこんな嬉しいオファーでも困ったことにA先生の開業場所は今の場所から5時間はかかるくらい離れていました。
これが結局私にブレーキをかけさせた理由です。
その日は返事をせず、よくよく考えて親にも相談しましたが当然反対されました。
開業先が近くであったとしてもやっぱり引き抜きは悩んでしまいますね。
引き抜きをしてしまったら先生と歯科医師会との関係もあるだろうし、講習会があった時もバッタリ会ってしまう事もありますからね。
テレビでよく見る大手の会社のとんでもなく優秀な社員であればヘッドハンティングとしてカッコよくみえるのですが実際に目の前で起こると考え込んでしまうので私は心から苦しくなりました。
歯科衛生士として心は動いたが結局辞めないで引き抜きは断った
考え込んだ挙げ句A先生に
「すみません...やっぱり辞めていくことはできないです...」
と言う事を伝えました。
するとA先生は少し考え込み
「mayumiさんには新人スタッフ教育をしてほしいんだ。君のような真面目で頑張るスタッフはなかなかいないからねぇ。どうしても今の歯科医院から離れられないのであれば新人が育ったら帰ってもいいからお願いできないだろうか?」
と言われました。
A先生にそこまで言われて嫌な気持ちは全くありません。
むしろありがたい気持ちでいっぱいでした。
でも結果的に不可能と自分で判断してしまっていたから、この時はもういくら口説かれても返事に困ることはありませんでした。
以前の記事にも書きましたが、『ケアマネの資格を取ってほしい』と院長にお願いされたのにも関わらず、技能講習で87時間講習を受けなければならないと分かった途端、『患者さん第一だから無理だ』と言う院長に「他の歯科医院の新人教育でしばらく休みます」という理由が通るはずありません(笑)
やっぱりA先生の歯科医院には私は行くことが出来ないと言う事を涙を流しながら伝え、どうにかわかっていただくことが出来ました。
育ててもらった歯科医院を裏切れなかった
私がA先生に引き抜きの話をいただいたのは私が歯科衛生士として働いて12年がたったころでした。
12年間この歯科医院で働き
院長とぶつかったり
泣いたり
色んな事がありましたが、何もわからない新人時代からチーフにまで育ててもらった恩はあります。
経営者側からすると従業員に対して求める物はいろいろあったと思うし、かなり我慢されたこともあったのではないでしょうか。
何も出来なかった私を育ててもらったのに、その医院を捨てて裏切る形になるのはどうしても当時の純粋な気持ちの私には出来ませんでしたね。
【空想】引き抜枯れてもしA先生の歯科へ行っていたら...
でも今となっては時々
もしA先生について行っていたらどうなっていたんだろう?
と思う事もあります。
当時のまだ世間を知らない私は裏切りはいけないという気持ちしかなかったですが、今は自由に仕事を選ぶことが当たり前の世の中になってきています。
今同じ状況ならここまでの給与の差の現実からして、職場が近ければ引き抜きに応じる事も決して悪いことではないと感じています。
それともう一つ自分で興味がすごく湧いていたことが...
それは新人スタッフ教育。
もし、新人教育をさせていただいていたのなら、私が新人時代に嫌な思いをしたことは絶対にやらせたくないですからね。
今なら笑って流せますが新人時代の私は笑顔と会話が苦手だったのでよく院長婦人から
大根役者のような患者対応はダメ!!
と怒られそこから
先輩の監督の元、鏡の前で笑顔の練習。
鏡の自分を患者さんに見立てて自分を相手に笑顔と会話練習。
を実践!
鏡の自分にですよ…どう考えたって不気味ですよね…(笑)
そんな事もあったからこそ、もし引き抜きに応じていたら無理強いはせずにその人にしかない、誰にも持っていない魅力を一緒に発見できる職場を作っていけていたかもしれませんね。
他歯科医院から引き抜き話がある歯科衛生士に私からのアドバイスは?
私が引き抜きの話をいただいて実際に感じたことは、引き抜かれて違う歯科医院に行くのは問題が発生してしまう事もあるのではないかということです。
引き抜きは元々の職場から自分の所に転職させるということですから、仕事に穴を開けて出て行ってしまう事になってしまう場合もあります。
他業種なら元々居た職場の人と会う機会がグッと減りますが、同業種なら後々のことも頭に入れて考えておかなければなりません。
大きな講習会があった場合、そこでバッタリ再開することもありますからね。
こんな話もありました。
友人が勤めていた職場の後輩が給与の良いところに変わる時に
「歯科衛生士をやめます」
といって辞めたのですが、何ヶ月後に運悪く点数改正に伴う講習会があり、そこでばったり女性院長とあってしまい【抗議の手紙】が送られてきたと言う事があったようです。
やはり噓をついて辞めたりしたら後が怖いですね…
なので引き抜かれて辞めて別の歯科医院に転職するにも、わざわざ細かい嘘をつかずに淡々と辞職願いを出して辞めることがいいかもしれないですね。
訳を聞かれなかったらそのままでもいいし、もし引き止められたら
辞めてからのことは一度白紙で考えてますがまた歯科衛生士はやるかもしれません
や、正直な気持ちで
本当はこのまま勤めておきたいけどもっと自分の力を発揮できる可能性を見つけたくて
と答えることで自分の気持ちも楽になってくるのではないかと思います。
先生との波長と給与と勤務条件が鍵!その条件さえ合えば迷わず行くべし
あくまでもこれは私の考えなのですが、引き抜きの話をして下さった先生と波長があえば迷わず引き抜きに応じていいのではないでしょうか。
やはり歯科衛生士でも個人一人一人のプレイヤーと同じですから。
スポーツ選手のように自分を評価してくれる場所へ変わることは決して悪いことではないと思います。
ずっとモヤモヤした嫌な気持ちで同じ職場に居続けるより、例えばパワハラが原因の場合は退職の理由として成立しますからね。
他の記事でも書いたことがありますがやっぱり...
立つ鳥跡を濁さず
これだけは守っておいた方が気持ちがモヤモヤしないです。
自分の意思を伝えて退職したのであれば大手を振って転職できますからね。
特に開業医なら自分流の仕事のスタイルが作れやすいかも
新規開業医のスタッフの場合は即戦力として、医院の方針の基礎作りが重要になってきます。
これから開業する院長の、今まで勤めていた歯科医院の、
良いところと悪いところ
が基準材料になって、悪いところは無くしてより良い環境を作っていかなければなりません。
新規開業はスタッフ誰もがその医院は初めてになるので、結束力や仲間意識は強いような気がしますのでより一層やる気が出てくるのではないでしょうか。
開業医からの歯科衛生士への引き抜きについてのまとめ
今回の私の過去にあった新規開業医からの引き抜きの内容はいかがでしたでしょうか。
先生に直接声明けをしていただくと言う事はとても光栄なことです。
しかし今まで勤めていた医院と自分の関係性、そして引き抜きの話をしてきた人とのそれぞれの関係性によってその後の状況は全く違うものになりそうですよね。
だけど歯科衛生士も個人プレイヤー。
より良い環境へいく選択は間違いではないので、今の職場を辞めて出ていく場合はきちんと後の対応を考えて行動することだけは心がけましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
↓歯科衛生士/日本最大級の求人数サイト↓
Twitter・Instagramやっています。
クリックしてね
ブログランキングへ参加しています。ポチッと押して貰えたら嬉しいです。